こんにちは~
やっと本格的な春を感じてます。
春って、雪が溶けて薄着になれたり気候的に過ごしやすい日が増えたりして嬉しい気分になりますよね。
しかーし!春は体調を崩しやすい季節っていうのもあるんです。
春になるとなんだか身体の調子が悪いと感じる事ありませんか?
春は日々の寒暖差や気圧変動が大きい季節です。
気温の寒暖差や気圧の上下により身体がストレスを感じたり、自律神経も乱れやすくなってしまいます。
こんな時も温活で自律神経のバランスを調節して、不調をできるだけ避けましょう。
そこで今日は、重ね煮を使ったあったかスープを紹介したいと思います。
重ね煮とは?
上に伸びていく力を持つ「陰性」の食材は下、下に伸びていく力を持つ「陽性」の食材が上にくるように、鍋の底から食材を順々に重ねていく調理法です。
食材には種類によって陰と陽の力があります。
「陰」=中心から外に広がるエネルギーであり、膨張し、熱を冷まします
「陽」=外側から中心に向かうエネルギーで、収縮し熱を与えます
「陰陽」とは、東洋思想の伝統的な考え方で、マクロビオティックは陰陽論を基にした食事法です。
陰性の食材のエネルギーは上に向かい、陽性の食材のエネルギーは下に向かうので、素材の持つ本来の甘味やうまみが陰陽の気によって最大限に引き出され、だしや調味料なしでびっくりするほどおいしくなります。
重ね煮で作った料理を食べると体内の気の巡りが良くなって冷えが解消すると言われています。
重ね煮の作り方
深さがあり、蒸気が逃げない密閉式の鍋(ホーロー鍋等)を用意します。
鍋底に塩をふり、同じくらいの大きさに刻んだ食材を平らな層になるように重ねていきます。
海藻類を一番下にして、キノコ類、果菜類、葉菜類、いも類、根菜類、穀類、肉類、魚介類の順番に入れていきましょう。
塩 | 自然塩 |
根菜 | ①大根、切り干し大根②玉ねぎ③人参④ごぼう⑤れんこん |
いも類 | ①じゃがいも②里芋③さつまいも④かぼちゃ |
葉類 | ①キャベツ②白菜③ねぎ |
果菜 | ①なす②トマト③きゅうり④豆類とその加工品(油揚げなど) |
海藻 | ひじき、こんぶなど |
きのこ | しいたけ、干ししいたけ、えのき、しめじ、エリンギなど |
こんにゃく | こんにゃく、糸こんにゃく |
塩 | 自然塩 |
*若い数字の順に下から重ねます。(あくまで原則です)
必ずしもすべての食材を入れる必要はありません。
いつもは捨ててしまう大根やにんじんは皮のまま、玉ねぎの成長点なんかも刻んで一緒に鍋に入れちゃいます。
アク抜きもしません。
最後に重ねた食材の上からもう一度塩をふり、蓋をして弱火で30分ほどコトコトと煮ます。
具材が柔らかくなったら火からおろしてサッと底からかき混ぜ、手早くバットに移して完成です。
冷蔵庫で5日程保存出来ますので色んなアレンジ料理が手早く作れます。
その時に家にある食材だけで作れますし、塩だけの味つけとは思えないほど、深みがあり、うま味が凝縮されています。
私はそのままいただいたり、スープに入れたりしてます。
温活に重ね煮スープ!
重ね煮には色んなアレンジ方法がありますが、やっぱり温活にはスープ!
重ね煮を具材にした簡単なスープをご紹介します。
※食材の分量は余ったら保存できますので多めです
重ね煮トマトスープ
トマトは夏野菜で身体を冷やしてしまう野菜といわれていますので、温かいスープでいただくようにしています。
材料
・ぶなしめじ 1パック
・エノキ 1パック
・玉ねぎ 1玉
・大根 半分
・セロリ 1本
・にんじん 1本
・ブロッコリー 1房
・しょうが 1かけ
・トマト (入れても入れなくても良し) 1個
・トマト缶 1缶
お好みでブラックペッパーで味を整えます。
重ね煮お味噌汁
材料
・しいたけ 1パック
・エノキ 1パック
・ごぼう 2本
・大根 半分
・にんじん 1本
・玉ねぎ 1玉
・キャベツ 4/1玉
・油揚げ
・しょうが 1かけ
・味噌 適量
お味噌とお水を加えるだけで出来上がりです。
出汁はいりません。
重ね煮で温野菜を上手に食べよう
重ねる順番は表を参考にしてくださいね。
重ね煮はたくさんの野菜を温かく美味しく食べる事ができる料理です。
野菜を蒸し煮する時は順番に重ねて煮ないと物足りなくなるくらいです。
温活料理として是非取り入れてくださいね。
春の不調を温活で防ぎましょう
暖かくなってきても春は気候の変化などで自律神経が乱れ、身体の不調を感じやすくなります。
ぽかぽか陽気でつい薄着になってしまったり、温活も忘れがちになってしまいがちです。
気を抜かずに冬と同様にしっかりと冷え対策を行い、春の不調を乗り越え、快適に過ごしましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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